25歳における借金はいくらからやばいのでしょうか?
以下は個人における借金の使い道をグラフにした情報です。

項目をまとめてみると、娯楽・遊興・衣料を合算すると66.6%と、借金の理由は半分以上がいわゆる遊びに関することであることが分かります。
ただし、だからこそ目的を指定しないフリーローンを使うわけで、これ自体に後ろめたさを感じる必要はありません。
こちらでは、25歳の借金額における危険水域をみていきます。
25歳の年収と返済に充てられる金額とは
25歳の年収と返済に充てられる金額はいくらなのか?は個人の収入・支出と資産・負債によって変わってきます。まずは平均年収で見てみると346万円でした。
25歳の平均年収
- 全体:346万円
- 男性:365万円
- 女性:326万円
25歳の平均年収が346万円ですが、結構高いという印象はありませんか?
一方で、手取額は当然もっと少なくなり「酒居会計事務所」のホームページでは目安額を確認することが出来ます。
年収:350万円⇒274万円
ここからはこの25歳の手取額で借入額における危険度を見ていきます。
25歳の月間支払い額における危険度は7.6万円までが目安
25歳の月間支払い額における危険度は7.6万円までが目安です。
以下は25歳の年収手取額における情報まとめ表です。
金額(万円) | |
年収 | 274 |
月収 | 22.8 |
返済に充てられる額 | 7.6 |
これは月間の支払いに占める借金返済金額は1/3までが安全圏目安と考えられていて、この目安は「総量規制」というものに基づいた考え方です。
総量規制とは
総量規制とは、消費者金融などで貸し付けの規制として収入の1/3までとするものです。以下に詳細を引用しています。
新たな貸付けにより借入残高が、年収の3分の1を超える場合に、原則として返済能力を超えるものとして禁止されるのが、いわゆる総量規制です。
https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/annual_income.php
この総量規制は必ずしもうまく機能しているかはさておき、借金返済について一つの目安になります。
そのため、25歳における月間の返済に充てられる金額で安全圏は7.6万円が目安と考えてください。
25歳:年収と借り入れ金額別の危険度
収入の1/3までは返済が出来る見込みが総量規制の意図になりますが、25歳における借入額がいくらまでなら危険では無いのかを具体的に見ていきます。
なお、計算については一般的と考えられる数値を利用しています。
年利はクレジットカードのリボ払いで良く確認できる「15%」、支払い回数は60回(5年)で計算しています。(端数計算で計算差あり)
独自に計算をしたい方は「プロミス:ご返済シミュレーション」で計算してみてください。
25歳:借金100万円の危険分析表
100万円の返済データ | |
借入額 | 1,000,000 |
毎月の返済額 | 23,790 |
5年で払う利息額 | 427,396 |
25歳で借金100万円は全然余裕です。
毎月の返済額は23,790円ですので、まだまだ余裕があることが分かります。
一方で、5年間で427,396円の利息を払うので、年間約8万円、つまり100万円の利用料金は年間8万円ということが分かります。
ただし、月々の支払いはそれほど高くはありませんが、総支払い額を利息で見てみると借入額の半分近くが利息ということが分かります…
すごいもったいないですね。
25歳:借金150万円の危険分析表
150万円の返済データ | |
借入額 | 1,500,000 |
毎月の返済額 | 35,685 |
5年で払う利息額 | 641,094 |
25歳で借金150万円の危険分析ですが、まだまだ返済額が35,685円と余裕があることが分かります。
一方、5年で払う利息額は641,094円と少し高めであり、年間13万円いかないぐらいの資金調達コストが掛かっていることが分かります。
25歳:借金200万円の危険分析表
200万円の返済データ | |
借入額 | 2,000,000 |
毎月の返済額 | 47,580 |
5年で払う利息額 | 854,792 |
25歳で借金200万円の危険分析表です。
毎月の返済額は47,580円と少し高めになってきましたが、まだまだ余裕がありますね。
一方で5年間で支払う利息額は854,792円であり、年間の借り入れによるコストは16万円超とそれなりに高額です。
25歳:借金250万円の危険分析表
250万円の返済データ | |
借入額 | 2,500,000 |
毎月の返済額 | 59,475 |
5年で払う利息額 | 1,068,490 |
25歳で借金250万円の危険分析ですが、毎月払う返済額は59,475円とかなり家計を圧迫してきました。
一方で5年間で払う利息額は1,068,490円、年間の借り入れに掛かるコストは20万円超です。
手取り1ヶ月分が借入れのコストになっている点を考えると、速やかに減額をするべき水準まで来ました。
25歳:借金300万円の危険分析表
300万円の返済データ | |
借入額 | 3,000,000 |
毎月の返済額 | 71,370 |
5年で払う利息額 | 1,282,187 |
25歳で借金300万円の危険度は、月間返済額の限界76,000円に近い71,370円でした。
手取り274万円では300万円ほどの借金が限界であることが分かります。
一方で、5年間の総支払い利息額は1,282,187円とかなり高額であることが分かります。
年間の資金調達コストとしても25万円超と、月収を超えるあたりからここらが限界であることが分かりますね。
25歳:借金350万円の危険分析表
350万円の返済データ | |
借入額 | 3,500,000 |
毎月の返済額 | 83,265 |
5年で払う利息額 | 1,495,885 |
25歳で借金350万円の月々支払い額は83,265円であり、手取額1/3目安である76000円を超えています。
25歳の年収平均では、350万円の借入れは危険と判断出来ますね。
また、5年間で払う利息額は1,495,885円であり、1年間の借り入れコストは30万円ほどとかなり高額です。
ここまでいくと何か大きな財産や身内から借入れして精算や減額が出来ない場合は、一刻も早く借金相談をするべき数字と判断出来ます。
29歳以下の借金平均額は61万円
集計期間 | 借金額(万円) |
2020年1~3月期 | 29 |
2020年4~6月期 | 53 |
2020年7~9月期 | 61 |
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0002210017
統計名:家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯
表番号:8050
表題:貯蓄・負債(世帯主の年齢階級別)
データ:住宅・土地以外の負債【万円】 二人以上の世帯
最後に29歳以下の平均借金額の統計を見てみます。
29歳以下の借金平均額は61万円でした。
借金をする人、しない人はかなりしっかりと分かれる傾向がありますので、この平均額は借入れをしている方の中央値ではないことが分かります。
かなり大雑把な計算をするとすれば、3割の人が借金をしているとして、残りの人が借金をしていない場合には、借金をしている人の平均値は180万円ぐらいと、それなりに信憑性がある数字になりました。
以下は180万円の借入れについて、返済額などのデータです。
180万円の返済データ | |
借入額 | 1,800,000 |
毎月の返済額 | 42,822 |
5年で払う利息額 | 769,312 |
毎月
もしこの借金や支払いを減らしたいということであれば、借金減額シミュレーターを試してみてください。
費用は無料で使えて電話番号だけの匿名で診断が出来ます。
どうしても誰とも電話をしたくないという方以外におすすめします。
債務整理前に見るよくある質問
債務整理のよくある質問を簡単にまとめました。
- 取り立て・督促
- デメリット
- 住宅や車について
- 解決までの時間
- 家族などにばれるか
- 費用内訳
- 債務整理の方法
- 弁護士と司法書士のどちらを選ぶべきか
借金相談をする前に準備するのにも役立ちますので参考にしてください。
取り立て・督促はいつ止まりますか?
取り立て・督促については最短で当日止まると申込みページに書いている事務所もありますが、実際には受任契約から1週間から10日前後かかる場合がほとんどです。
借り入れ先に受任通知(債務整理を事務所がうけたという通知)を送って、これを相手が受け取ってはじめて督促が止まるからです。
債務整理をするデメリットはありますか?
債務整理をした場合には、主なデメリットとして次の4つがあります。
- おおむね任意整理で5年、個人再生・自己破産で5年から10年はクレジットカードや分割払いの審査が通らない
- 個人再生・自己破産を行うと官報(
誰も読まない新聞)に名前と住所が載る - 資産(主に車・家など)の一部を失う場合がある
- 自己破産の場合は復権までに制限が掛かる(主に職業)
この中で最も気にすることが多いのは、通称ブラックリストに載ること(実際には信用情報機関に「異動」として登録されること)でクレジットカードなどが作れないという点です。
しかし、最終的に破産するぐらいなら早めに債務整理をして生活を再建したほうが良いのはいうまでもありません。
住宅や車を手放さずに債務整理出来ますか?
住宅や車を手放さずに債務整理が出来るのかは債務整理の方法によって変わってきます。
自己破産を行う場合は、住宅や車は、基本的に諦めるしかない一方で、住宅を持っている方については個人再生を利用するケースが多いです。
任意整理を行う場合は、交渉先を選ぶことが出来るので消費者金融などの債務を整理する一方で、車や住宅の債務はそのままにするということも可能です。
債務整理にどのぐらいの時間が掛かりますか?
債務整理に掛かる期間は、解決や和解、完済(免除)を分けて考えてください。
解決(和解)まで借り入れ先の数によって変わってきますが、任意整理の場合には解決まで3ヶ月から6ヶ月、自己破産や個人再生では1年ほど解決まで時間が掛かります。
完済は、任意整理・個人再生は3年から5年で支払いをおこなう債務整理なので、これらの手段においては全体として4年から6年で完済の目安です。
一方で、自己破産の場合には免責された場合に完済となりますので、1年ほどが目安です。
家族や職場に内緒で債務整理出来ますか?
自宅や職場に対して督促や催促が行われる場合には借金問題がばれてしまいます。この場合には速やかに債務整理を行うことで催促や督促を止めて家族や職場に借金問題をばれないようにしたいところです。
一方で、個人再生や自己破産では家族にばれる場合がありますが、任意整理の場合にはほとんどの場合に事務所では内密な処理について最大限の配慮をしてもらえます。
法律事務所・法務事務所に払う費用の内訳を教えてください。
法律事務所・法務事務所に払う費用については主に次の5つがあります。
- 基本報酬
- 着手金
- 成功報酬
- 減免額の報酬
- 実費など
これらに出張費や日当などの実費も加算されます。
どの方法で債務整理をすれば良いですか?
債務整理の方法は、一つの判断基準としては任意整理と個人再生は債務を3年から5年で返済するために、一定の収入を得られる算段が必要になります。
これが難しい場合には自己破産を選択するという判断基準が一般的です。
弁護士と司法書士のどちらに債務整理を依頼するべきですか?
弁護士と司法書士の違いは大きく以下のとおりです。
- 弁護士:代理人
- 司法書士:書類作成代理
これは、弁護士はほとんど全部任せられて、司法書士は書類作成について任せられるというところです。
そして、借金相談をする場合の弁護士・司法書士では、以下の長所と短所があります。
長所 | 短所 | |
弁護士(法律事務所) | 相談の制限がない、丸投げ可能 | 比較的料金が高い |
司法書士(法務事務所)※ | 比較的料金が安い | 借金先1つあたり140万円までの相談制限あり、一部自分で行う手続きあり |
※司法書士は認定司法書士
こちらも大雑把にいえば、弁護士は制限なく丸投げ出来るが高い、司法書士は金額と手続きによる制限があるが安いというところで考えてOKです。
■恥ずかしいことではない!借金減額は手軽に使える問題解決方法です!■
私の身内の者は20年程前に借金減額を依頼して、なんとか生活を立て直しました。
借金減額で、「借金は4,578,289円から3,204,455円」に減り、「月の返済は10万円から5万円台」となりましたが、借金支払いが軽減したことに比べれば「カードが使えない」などのデメリットはたいして大きな問題ではありませんでした。
調子が良いときと悪いときがあるように、借金の支払計画が難しいものになってしまうことは、誰でも起こりえることです。
借金の解決方法は誰でも一般的に使える手段なので、うまく使ったうえであなたの人生をよくしてもらえたらと思います。
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借金減額診断は難しいことはなく、大雑把に「借金額」「借り入れ先」「返済期間」「返済状況」を選んで「簡単な連絡先」を入力するだけなので、スマホ・パソコンから数分で出来ます。
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