20代における借金はいくらからやばいのでしょうか?

こちらでは、20代の借金額における危険水域をみていきます。




20代の年収と返済に充てられる金額とは

20代の年収と返済に充てられる金額はいくらなのか?は個人の収入・支出と資産・負債によって変わってきます。まずは平均年収で見てみると348万円でした。

20代の平均年収

  • 全体:348万円
  • 男性:371万円
  • 女性:321万円

doda:平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】より

20代の平均年収が348万円ですが、結構高いという印象はありませんか?

一方で、手取額は当然もっと少なくなり「酒居会計事務所」のホームページでは目安額を確認することが出来ます。

年収:350万円⇒274万円

年収別 手取り金額一覧(年収100万円~年収1億円まで)

ここからはこの20代の手取額で借入額における危険度を見ていきます。

20代の月間支払い額における危険度は7.6万円までが目安

20代の月間支払い額における危険度は7.6万円までが目安です。

以下は20代の年収手取額における情報まとめ表です。

金額(万円)
年収274
月収22.8
返済に充てられる額7.6

 

これは月間の支払いに占める借金返済金額は1/3までが安全圏目安と考えられていて、この目安は「総量規制」というものに基づいた考え方です。

総量規制とは

総量規制とは、消費者金融などで貸し付けの規制として収入の1/3までとするものです。以下に詳細を引用しています。

新たな貸付けにより借入残高が、年収の3分の1を超える場合に、原則として返済能力を超えるものとして禁止されるのが、いわゆる総量規制です。

https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/annual_income.php

この総量規制は必ずしもうまく機能しているかはさておき、借金返済について一つの目安になります。

そのため、20代における月間の返済に充てられる金額で安全圏は7.6万円が目安と考えてください。 

20代の借金平均目安は61万円

集計期間借金額(万円)
2020年1~3月期29
2020年4~6月期53
2020年7~9月期61

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0002210017

統計名:家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯
表番号:8050
表題:貯蓄・負債(世帯主の年齢階級別)
データ:住宅・土地以外の負債【万円】 二人以上の世帯

最後に29歳以下の平均借金額の統計を見てみます。

29歳以下の借金平均額は61万円でした。

借金をする人、しない人はかなりしっかりと分かれる傾向がありますので、この平均額は借入れをしている方の中央値ではないことが分かります。

かなり大雑把な計算をするとすれば、3割の人が借金をしているとして、残りの人が借金をしていない場合には、借金をしている人の平均値は180万円ぐらいと、それなりに信憑性がある数字になりました。

以下は180万円の借入れについて、返済額などのデータです。

180万円の返済データ
借入額1800000円
毎月の返済額42822円
5年で払う利息額769312円

毎月42822円を返済に充てている状況はあなたの収支で大きな負担ですか?

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20代:年収と借り入れ金額別の危険度

収入の1/3までは返済が出来る見込みが総量規制の意図になりますが、20代における借入額がいくらまでなら危険では無いのかを具体的に見ていきます。

なお、計算については一般的と考えられる数値を利用しています。

年利はクレジットカードのリボ払いで良くみる「15%」、支払い回数は「60回(5年)」で計算しています。

また月額や年額は5年間の平均値なので、必ずしも現在の支払い項目の状況と一致するわけではないこと、端数計算で計算差があります。

独自に計算をしたい方は「プロミス:ご返済シミュレーション」で計算してみてください。

20代:借金100万円の危険分析表

100万円の返済データ
借入額1000000円
毎月の返済額23790円
月間の利息額7123円
年間の利息額85479円
総利息額427396円

借金100万円の月間支払い額は23790円です。

また借金100万円の月間の利息額は7123円です。

20代で借金100万円の返済は全然余裕がありますが、一方で月2万円超の支払いが無ければ出来る贅沢を考えると萎えてしまいます。

20代:借金150万円の危険分析表

150万円の返済データ
借入額1500000円
毎月の返済額35685円
月間の利息額10685円
年間の利息額128219円
総利息額641094円

借金150万円の月間支払い額は35685円です。

また借金150万円の月間の利息額は10685円です。

20代で借金150万円の返済は、収入の減少などなければまだ問題ないと判断出来ます。

一方で、利息を毎月1万円超払っているのは見逃せません。

20代:借金200万円の危険分析表

200万円の返済データ
借入額2000000円
毎月の返済額47580円
月間の利息額14247円
年間の利息額170958円
総利息額854792円

借金200万円の月間支払い額は47580円です。

また借金200万円の月間の利息額は14247円です。

20代で借金200万円の返済は少し厳しくなっていますが、車ローンを組んだ場合と同等程度の破綻危険度と判断しています。

20代:借金250万円の危険分析表

250万円の返済データ
借入額2500000円
毎月の返済額59475円
月間の利息額17808円
年間の利息額213698円
総利息額1068490円

借金250万円の月間支払い額は59475円です。

また借金250万円の月間の利息額は17808円です。

20代で借金250万円の返済はかなり危険度が上がっていて、収入減少があれば破綻の可能性が大きくなる水準です。

月々の支払い額も6万円ほどと大きい点やこの状況を5年間続けるとなれば、債務整理によって支払い額の圧縮をしたほうが良いかもしれません。

20代:借金300万円の危険分析表

300万円の返済データ
借入額3000000円
毎月の返済額71370円
月間の利息額21370円
年間の利息額256437円
総利息額1282187円

借金300万円の月間支払い額は71370円です。

また借金300万円の月間の利息額は21370円です。

20代で借金300万円の返済は月々の限界支払い額である76000円に近づいていて、ここが限界であることが分かります。

以上より、平均的な年収の20代では借金300万円までが破綻するかしないかのラインということが分かります。

5年の期間において7万円超を払うというのが厳しい場合は、利息カットをしたうえで残債を払っていきたいところです。

債務整理前に見るよくある質問

債務整理のよくある質問を簡単にまとめました。

  • 取り立て・督促
  • デメリット
  • 住宅や車について
  • 解決までの時間
  • 家族などにばれるか
  • 費用内訳
  • 債務整理の方法
  • 弁護士と司法書士のどちらを選ぶべきか

借金相談をする前に準備するのにも役立ちますので参考にしてください。

取り立て・督促はいつ止まりますか?

取り立て・督促については最短で当日止まると申込みページに書いている事務所もありますが、実際には受任契約から1週間から10日前後かかる場合がほとんどです。

借り入れ先に受任通知(債務整理を事務所がうけたという通知)を送って、これを相手が受け取ってはじめて督促が止まるからです。

債務整理をするデメリットはありますか?

債務整理をした場合には、主なデメリットとして次の4つがあります。

  • おおむね任意整理で5年、個人再生・自己破産で5年から10年はクレジットカードや分割払いの審査が通らない
  • 個人再生・自己破産を行うと官報(誰も読まない新聞)に名前と住所が載る
  • 資産(主に車・家など)の一部を失う場合がある
  • 自己破産の場合は復権までに制限が掛かる(主に職業)

この中で最も気にすることが多いのは、通称ブラックリストに載ること(実際には信用情報機関に「異動」として登録されること)でクレジットカードなどが作れないという点です。

しかし、最終的に破産するぐらいなら早めに債務整理をして生活を再建したほうが良いのはいうまでもありません。

住宅や車を手放さずに債務整理出来ますか?

住宅や車を手放さずに債務整理が出来るのかは債務整理の方法によって変わってきます。

自己破産を行う場合は、住宅や車は、基本的に諦めるしかない一方で、住宅を持っている方については個人再生を利用するケースが多いです。

任意整理を行う場合は、交渉先を選ぶことが出来るので消費者金融などの債務を整理する一方で、車や住宅の債務はそのままにするということも可能です。

債務整理にどのぐらいの時間が掛かりますか?

債務整理に掛かる期間は、解決や和解、完済(免除)を分けて考えてください。

解決(和解)まで借り入れ先の数によって変わってきますが、任意整理の場合には解決まで3ヶ月から6ヶ月、自己破産や個人再生では1年ほど解決まで時間が掛かります。

完済は、任意整理・個人再生は3年から5年で支払いをおこなう債務整理なので、これらの手段においては全体として4年から6年で完済の目安です。

一方で、自己破産の場合には免責された場合に完済となりますので、1年ほどが目安です。

家族や職場に内緒で債務整理出来ますか?

自宅や職場に対して督促や催促が行われる場合には借金問題がばれてしまいます。この場合には速やかに債務整理を行うことで催促や督促を止めて家族や職場に借金問題をばれないようにしたいところです。

一方で、個人再生や自己破産では家族にばれる場合がありますが、任意整理の場合にはほとんどの場合に事務所では内密な処理について最大限の配慮をしてもらえます。

法律事務所・法務事務所に払う費用の内訳を教えてください。

法律事務所・法務事務所に払う費用については主に次の5つがあります。

  • 基本報酬
  • 着手金
  • 成功報酬
  • 減免額の報酬
  • 実費など

これらに出張費や日当などの実費も加算されます。

どの方法で債務整理をすれば良いですか?

債務整理の方法は、一つの判断基準としては任意整理と個人再生は債務を3年から5年で返済するために、一定の収入を得られる算段が必要になります。

これが難しい場合には自己破産を選択するという判断基準が一般的です。

弁護士と司法書士のどちらに債務整理を依頼するべきですか?

弁護士と司法書士の違いは大きく以下のとおりです。

  • 弁護士:代理人
  • 司法書士:書類作成代理

これは、弁護士はほとんど全部任せられて、司法書士は書類作成について任せられるというところです。

 

そして、借金相談をする場合の弁護士・司法書士では、以下の長所と短所があります。

長所短所
弁護士(法律事務所)相談の制限がない、丸投げ可能比較的料金が高い
司法書士(法務事務所)※比較的料金が安い借金先1つあたり140万円までの相談制限あり、一部自分で行う手続きあり

※司法書士は認定司法書士

こちらも大雑把にいえば、弁護士は制限なく丸投げ出来るが高い、司法書士は金額と手続きによる制限があるが安いというところで考えてOKです。

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私の身内の者は20年程前に借金減額を依頼して、なんとか生活を立て直しました。

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調子が良いときと悪いときがあるように、借金の支払計画が難しいものになってしまうことは、誰でも起こりえることです。

借金の解決方法は誰でも一般的に使える手段なので、うまく使ったうえであなたの人生をよくしてもらえたらと思います。

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