車一括査定の正しい使い方【メリット・デメリット】:サムネイル

車一括査定のトラブル注意点!:3行まとめ
  1. 車一括査定のメリットは手間を省いて車を高く売ること
  2. 車一括査定のデメリットは「売却交渉される」「大量の電話」
  3. トラブルに合わないためには欠点を知っておくことが大切!

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車一括査定のトラブルは近年の自動車流通における苦情のメインであり、車一括査定は無料で手軽に利用できる反面、トラブルの温床となっています。

国民生活センターに対して中古自動車関連の相談は年間7000件を切ることなく推移していて、中古自動車による相談は1日に20件以上もあることがわかります。

中古自動車(各種相談の件数や傾向)_国民生活センター
中古自動車(各種相談の件数や傾向)_国民生活センター 出典:http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/ucar.html

それならば車一括査定によるトラブルと無縁な下取りなどで車を売ればよいかといえばそんなことはなく、多くの方は車を高く売りたいと考えるために相見積もりを行うわけです。

このような状況で車一括査定を使わなければ問題ないのですが、車一括査定を利用しないで車を高く売ろうとすれば大変な労力が掛かります。

自分で車を高く売ろうとした場合
自分で車を高く売ろうとした場合

そのため、現在では車一括査定を使わずに車を売るという方は減っています。

特にそれなりの値段で売れる車であればなおさらで、わざわざ安い金額で車を売っても良いと考えている方はほとんどいません。

つまり「相見積もりをせずに車を売ることで安売りして損はしなくないが、相見積もりをすることでトラブルに巻き込まれるのも困る」というのは、ちょっと欲張りですが普通の人間の心理です。

こちらでは、車一括査定を使いつつ、トラブルにうまく対処する方法を簡単に解説していきますので、車を売る場合に役立ててください。

車一括査定はトラブルがあっても使うべき?

車一括査定を使う場合に注意したいのは、そのメリットとデメリットを知ったうえで、目的に合うかどうかを改めて考えて欲しいのです。

というのも、車一括査定は基本的に車を売るために買取業者に査定を申し込むサービスで、個別に申し込むと手間が掛かったり、抜け漏れが出てしまうことを、サービスがフォローしてくれるものです。

違う目的で車一括査定を使う場合というのは、相場を知りたいといったことから、業者と交渉したくないのに相見積もりを取るなどです。

誰でも車を安く売ってしまってよいとは考えていませんが、車を売るための電話連絡すら嫌がる場合には車を多少安売りしてしまうことを覚悟するべきで、そもそも一括査定を使うべきではないということになります。

つまり、車一括査定の正しい使い方というのは、薬の服用と同じで、目的や用法・用量を守ったうえで使うべきであり、ただ漠然と車を売るならば車一括査定を使う、ということは考え直す必要があるといえるでしょう。

次に説明するのは、車一括査定のメリットとデメリットですが、メリットはそれほど多くありませんので、さらっと見ていくとして、デメリットについて重点的に説明しています。

車一括査定を使うメリットはあるのか?

車一括査定のメリットは、車を売るときの相見積もりを依頼するときにおいて、手間が省けるということで、さらに利用料も無料ということです。

そもそも、昔は相見積もりをする人がほとんどいない状況で、車を売るといえばほとんどは下取りで、車オタクのような方が相見積もりをするような状況だったのです。

この面倒で手間がかかる相見積もりを一般の人でも簡単にできるようにしたサービス、というのが車一括査定というものであり、このメリットこそが車一括査定の存在意義ともいえます。

車一括査定についてメリットがあれば当然デメリットもあります。

車一括査定のデメリットは必ず知っておく

車一括査定のデメリットは次の2つです。

車一括査定のデメリット
  • しつこく営業を受ける場合がある
  • 大量の電話が掛かってきて対処に困る

車一括査定のデメリットとして共通しているのは、車が高く売れずに面倒ばかり増えるというものです。

車オーナーにとって車買取業者を選ぶときに何を重視するか、アンケートした結果がありますが、それを見ると「売却手続き」「見積もり・査定」で75%前後を占めます。

オリコン:車買取会社利用者が重視した項目
オリコン:車買取会社利用者が重視した項目

このことを逆に見てみると、「手間がかかるくせに高く売れない業者」が最悪であり、この点を回避するためにも車一括査定を利用しているという経緯がありますね。

しかしながら、車を高く売る目的で多少面倒が増える車一括査定を使っているはずなのに、高く売れない場合がありますので、その点を解説していきます。

売却交渉が長い

売却交渉とは、主に相見積もりなどで交渉に入った場合に、車の売却契約を確保しようと押しの強い営業がされることです。

「今日契約すれば査定額を5万円上げます!」なんていうのは最もやさしい交渉です。

場合によっては、東日本大震災の際に現地で中古車が必要でその貢献をする気はないのか!とよくわからない交渉など、良心に訴えて車の売買契約を結ぶなどの実例があります。

普通に考えれば嘘のようで作り話なのではないかと思いますが、この手のストーリーがあるものは「今欲しがっている顧客がいるのですぐ売るなら高く買える」なんていうのも同様ですね。

大量の電話

車一括査定の代名詞ともいえる「大量の電話」は、当然に車一括査定のデメリットになります。

そもそも、相見積もりをする目的で車一括査定を利用しているわけですから、電話が掛かってくるのは願って行っていることです。

ただし、大量の電話はそのレベルを超えているため問題になっていて、大量の電話が掛かってくる理由は業者利益のために行っているためです。

大量の電話がかかってくる仕組み
大量の電話がかかってくる仕組み

というのも、一番先に連絡が取れた業者が車売買契約を結ぶ場合に有利であり、この点に力を入れている業者が電話をかけ続けるので大量の電話が発生する理由となっています。

ガリバーとビッグモーターは専用の自動電話発信コールセンターを設けて電話をするため、車一括査定を利用してから10秒ほどで電話が掛かってくるのはそのためです。

自動電話発信システムのイメージ

さらにビッグモーターについてはなぜか地域に対応した店舗だけではなく、近隣の店舗からも大量の電話が掛かってくるので、着信履歴が大変なことになります。

一括査定後の電話着信
ビッグモーターの隣接する近隣店舗から掛かってきた電話

以上のように、車一括査定を利用しているのだから電話が掛かってくるのは当然としても、業者が我先にとツールなどを使って電話をかけてくるのが大量の電話として車一括査定のデメリットとなります。

なお、車一括査定で電話連絡を減らせるか実験した結果とその方法を解説しているページがありますので、これから車を売るという方は参考にしてください。

⇒電話がたくさん掛かってきて困る人の車一括査定使い方「実験結果と方法」を詳しく見る

車一括査定の評判・口コミ

車一括査定の評判については目につくものは悪評ばかりですが、大きな違和感に気づいていますか?

実は、車一括査定について口コミをしている方は買取に来た業者の評判と混同している場合が多いです。

良くも悪くも、車一括査定はただの相見積もりが簡単にできる仲介システムでしかありません。

下の関係フロー図を見ると、車一括査定は車オーナーと車買取業者を仲介していることが分かります。

車一括査定の仕組み
車一括査定の仕組み:カーセンサーは車買取業者の仲介をしているに過ぎない

車一括査定についての評判があるとすれば、提携業者やサービスの使い方に対するものであって、車買取業者の対応とはまた別の話になるわけです。

もちろん申し込みの窓口が車一括査定であるために、その評判が窓口に対して行われることは仕方ないことです。

大切なことは、トラブルの発生が買取業者によるものということを知ったうえで、それに対応していく必要があります。

なお、上の図から分かるように車一括査定には何種類もサービスがあります。

業者を選んで申込が出来るサービスから、申込後に概算の車価値をすぐ知らせてくれるサービスなど特色があります。

その違いについて「車一括査定でおすすめはどこ?」で解説しています。特にどこを使えば有利に車を売れるのか知りたい方にはおすすめです。

車一括査定提携の業者交渉トラブル

車一括査定を使った場合の業者交渉トラブルは、車オーナーと買取業者の利益対立が大きな原因となっています。

表立って言われないことですが、あなたが車を出来る限り高く売りたいように、買取業者も車を出来るだけ安く買いたいと考えています。

業者としてはそれを分からないように偽装しますが、あまり営業がうまくない担当者は車オーナーに気持ちよく安売りさせることが出来ません。

その結果として、車買取業者が強引な営業をすることになるというわけです。

次に車買取業者がどのようなトラブルを起こすのかを、実際に相談にあった記録を確認します。

車買取業者とのトラブル例

車買取業者のトラブルは大きく2つの種類があります。

主な車買取業者のトラブル
  • 法外な解約金を要求される
  • 家や敷地から帰らない

法外な解約金は時に車買取金額以上になることもあり、こうなると一体何が根拠になるのか普通の状態からは想像ができません。

またそれにあわせて契約するまで家や敷地から帰らないといった、不退去罪(刑法130条)に問われるような事例も確認できます。

国民生活センター「自動車売却のトラブル」
出典:国民生活センター「自動車売却のトラブル」

これらは国民生活センターにおいて報告があるものですが、その報告が一部であることを考えると評判の悪さも納得です。

このような車一括査定のトラブルは当事者でないならば一つの話題として見ることもできますが、実際にその場で対応するとなると全く困ったことになります。

なぜ買取業者はトラブルを起こす?

車一括査定の料金は車オーナーの負担がありませんが、その分加盟している業者が負担しています。このかかっている費用の回収も当然ですが、この回収は車の買取ができて初めてできるです。また競合する業者が増えれば増えるほど買取が難しくなるわけですが、また業者が得られる利益も小さくなるという状況があるのです。

そのため、他社との査定額争いに加えて営業所の中でも厳しい状況にさらされていて、利益の削りあいと目標利益のプレッシャーの現実がこのようなトラブルを起こす原因となっています。

このような状況から、買取業者による車一括査定のトラブルは必然的に起こるものでしたが、現在ではJPUCという団体を始め、車買取業界の状況改善が進められているため、特に大手買取業者においては大きく改善されています。

次に車一括査定を使った場合のトラブル回避手順を簡単に説明していきます。

車一括査定を使ったときの交渉トラブル対処法

車買取業者を原因とした車一括査定のトラブルは主に「高く買う業者に売る」という方針を伝えて一貫した態度をとることで解消できます。

このことは安く買えそうな相手からは強引な営業をされる反面、そうでない相手にはそもそも強引に営業することが労力の無駄になるため、トラブルに巻き込まれないためにも車を高く買う業者を探すという意思表示が必要なのです。

とはいえ、車を高く買う業者に売るということを買取業者に主張しても、その主張の裏付けがなければうまく丸め込まれてしまいます。

そこで、こちらでは車一括査定を使った場合に車買取業者との交渉をトラブルなく切り抜けて高く売る方法を3手順で説明していきます。

ポイント1:おおまかな車価値を知っておく

車買取業者と交渉を始める前におおまかな車価値を知っておくことは、車の相場に全く無知ではないことを示すとともに、車価値よりも大きく低い金額で車を売ることを防ぐことが出来ます。

車価値はメーカー公式サイトで見ることができ、トヨタと日産のサイトですがそれ以外のメーカーでも車価値を見ることが可能です。

以下はトヨタ公式・日産公式のホームページで、スマホやパソコンから数分の操作で簡単に車価値を調べることが出来ます。

 

toyota.jp ご購入サポート I 下取り参考価格情報
出典:toyota.jp ご購入サポート I 下取り参考価格情報 https://toyota.jp/service/tradein/dc/top

上がトヨタ、下が日産のホームページ画面です。

日産 下取り参考価格シミュレーション
日産 下取り参考価格シミュレーション 出典:http://tradein.nissan.co.jp/MAKER/

正直、車価値の情報としては精度が良くないですが、全く何も知らないで買取業者と交渉するよりはマシです。

また、「かんたん車一括査定ガイド」を使えば申し込み後に概算査定額が出るので、いちいち自分で調べるのが面倒な方は概算額が分かる車一括査定を使ってください。

かんたん車査定ガイド概算価格
申込後に概算価格が分かる!

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ポイント2:すぐに売却先を決めない

現在では車を売る場合に相見積もりをすることは当たり前になりました。

そして相見積もりをされることも買取業者としては日常的になったため、どのように安く車を買うか様々な作戦を持っています。

トラブルの実例で見た高額な解約金は、このような相見積もりが常習化したことから発生した新たなトラブルともいえるでしょう。

このトラブルに巻き込まれないためには、すぐに売却契約をしないことに限ります。

契約の文句として使われる「今日契約すれば高く買う!」というのは絶対嘘とまでは言いませんが、多くの場合に明日以降でも提示した金額よりは高く売れることが多いのはもうお分かりですよね?

ポイント3:電話には出てしまう方が楽
大量の電話がかかってくる仕組み
大量の電話がかかってくる仕組み

車一括査定を使って最も大きなデメリットやトラブルは大量の電話が掛かってくることです。

出先などでうっかり車一括査定を申し込んでしまったら大変なことになります。

ツイッターでもこの車一括査定の大量電話についてコメントが多くあります。

とはいえこの業者からの電話連絡、何もいやがらせをしたくて電話をかけているのではなく、査定日程をどこの業者よりも早く決めたいだけなのです。

つまり、商売上の理由で連絡を取りたいだけなので、電話に出てしまって要件が済めば基本的には連絡は来ません。

以上より、出先などで申込をしない、査定に来る時間をあらかじめ決めておけば、その時間に来ることをお願いするだけです。

車について質問などされますが、急いでいるから査定日程の予約だけするといえば、特に必要な質問を1個か2個するだけで、以後電話が頻繁に掛かってくるということを防ぐことが出来ます。

車一括査定のトラブル注意点!まとめ

車一括査定の注意点である大量電話は、メールでの連絡方法を指定できるカーセンサーの車一括査定を使うことで、電話の数を自動発信対応の業者以外は減らすことができます。

確かに大量の電話が掛かってくることは生活に支障が出るなど、問題点も多いことから車一括査定の利用を考え直すきっかけになります。

ただし、相見積もりをせずに車を売ることや、相見積もりを自分で個別に行うとすれば大変な手間になってしまいます。

自分で車を高く売ろうとした場合
自分で車を高く売ろうとした場合

個別に相見積もりを行う手間を考えるとまだ大量電話を受けるほうがマシなのかもしれません。

車一括査定は便利な道具ですが、その道具も使い方をしっかりと分かったうえで使うべきでしょう。

車一括査定の流れ

そのため、車一括査定を便利に利用して手間を省いて車を高く売る方法として、メール連絡を指定する方法を利用してみてください。

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車一括査定以外を利用

車一括査定以外の相見積もりで最も有力なのは、ネットで業者間のオークションを行えるシステムを利用することです。

今も業者オークションの売却代行などありますが、それを簡易的に行うことが出来る方法と考えてください。

ネットでの業者間オークションですので、相見積もりができる業者は1000社をゆうに超えるわけですから、十分に相見積もりができますね。

欠点としては再三説明している新しいシステムなので車一括査定のほうが相見積もりについて信頼度が高いというわけです。

また、車一括査定もそうですが基本的に業者側がシステム利用料を払っていて、ネットで行う業者オークションの手数料によっては、その金額が査定額を下げる要因になってしまいます。

そのため、新しいことが好きな方は別としても、車を手間なく高く売りたい場合には車一括査定がおすすめというわけです。

なお、車一括査定以外の方法で相見積もりをするならば、「ユーカーパック」と「カープライス」がありますが、カープライスは売却した場合には1万円をあなたが業者に払う必要がありますので、この点で「ユーカーパック」が良いでしょう。

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よくある質問

車一括査定は危険と聞きましたがなぜですか?

車一括査定は提携している車買取店からすぐに大量の電話が掛かってくるというデメリットがあります。

例えば勤務中の休憩時間など「無料で車の相場が分かる!」などという宣伝文句でうっかり申込みをした場合に、大量の電話が掛かってきてしまう問題点があります。

スマホの電源を切ることが出来れば不愉快さはあれど大量の不在着信で済みますが、スマホを使わなければいけない場合に掛かってくる電話は対処のしようがありません。

以上のように出先などでうっかり車一括査定を使ってしまった場合に対処できないことが「車一括査定は危険」という評判や口コミにつながっています。

車一括査定の流れを教えてください。

車一括査定の流れはおおむね次の6工程です。

  1. スマホ・パソコンから査定申込みを行う
  2. 電話・メールで連絡があり査定日時を予約する
  3. 実際に車を見て査定を受ける
  4. 業者の査定額を比較して気に入った業者に車を売る契約をする
  5. 業者が車を引き取りに来る
  6. 指定の銀行口座にお金が振り込まれる

以上の6工程を1週間前後の日程で行います。

なお、詳しくは「車査定のやり方と流れ【売却の手順を5ステップ簡単解説!】」で解説しています。

車を手間なく高く売る売る方法はないですか?

車を手間なく高く売るならば、同じ時間に買取業者を呼んで、実際に車を見てもらうことと査定額交渉を同時に行うことです。

この手間を省くことが出来るのが車一括査定で、個別に申し込むと面倒であることが分かります。

同時に査定を行って手間なく車を高く売る手順や注意点は「車査定を同時(同じ時間)で行う手順【1ページで完全マスター版】」で説明していますので参考にしてください。

車買取業者とのトラブルはどこに相談すればよいですか?

車買取業者とのトラブルに巻き込まれた場合には、主に次の2カ所に相談することが出来ます。

  • 国民生活センター(電話:188
  • 法テラス(電話:0570-079714

査定に来た業者が家からの退去を申し出たにもかかわらず「売ってくれるまで帰らない」といった迷惑行為がある場合など、緊急性がある場合には法テラスに相談すると良いでしょう。

法テラスの相談可能時間は「平日9時~21時・土曜9時~17時」です。