年末年始を迎えると多くなるテレビCMをご存知ですか?
そう、それは車のCMです。
この車初売りのCM、いつも以上に多いように感じませんでしたか?
例えばスズキはいつも初売りということでテレビCMをしていると思います。
ホンダも販売促進には積極的で、ダイハツも同様、最近はスバルもテレビCMが多いと感じています。
その他のメーカーでもそのようなテレビCMが流れているのを確認することが出来ますね。
近年は変化の兆しがあるが日本の風習として、正月以後数日間は商業活動を休止する。
ただ、仙台においては正月以後すぐに商業活動を開始する風習があり、「初売り」ということ自体は仙台の商慣行からきている言葉である。
車関連業者は1月より3月が繁忙期になるため、少しでも早く営業を始めることで、競合他社より有利にするべく始まったのが「車の初売り」で、各社こぞって正月明け早々から営業を開始したために、新しい商慣行として全国で見られるようになった。
ただ、この初売り、実際にお得なのか気になったことはありませんか?
CMからは初売りするから来てね!というメッセージしか取れませんけど、わざわざテレビでこんなことをいうとなるとなんかあるんじゃないか?得ができるんじゃないか?なんて考えますよね。
良い話には何かしら裏があるといいますが、気になっている、もしくはもう行くことを決めているけどどうなの?なんて疑問もあります。
ここでは車の初売りがお得なのか、値引きの有無などについてみていきます。
車の初売りは値引きなど得できる?2021年速報!
車の初売りは一つのイベントのように例年実施していますが、基本的にはそれほど得ではないということを後に説明しています。
しかし2021年においては悪化する経済状況で車が売れていませんので、車屋としては例年のように初売りの雰囲気を作ればお客さんが来てくれる状況ではありません。
つまりは、2021年の初売りは得が出来る可能性大です!
調査した結果では2021年の初売りでは、値引き金額に具体的な数字が出ているという特徴がありました。
実は車初売りの値引きについて、値引きについてはそれほどおいしくなかったということを最初に言わせてください。
値引き額や車両価格など数字を押し出しての初売りなら期待できますが、実際はそうでないことをチラシやホームページで良く知っていますよね。
初売りの良くない例示資料として、過去のネクステージ資料を使わせてもらった手前で少しフォローしておくと、2020年のネクステージは元旦8時から初売りする凄い店がありましたので、ここで紹介しておきます。
ネクステージ松本店では限定目玉車があるということなので、本当に安くしてもらっているかは厳しく見なければいけないですが、わざわざ元旦から初売りするぐらいなので、見に行く価値はありそうですね。
次に見ていくのが、いわゆる初売りの粗品をディーラーで比較していきたいのですが、実はメーカーや店舗で初売り値引きや特典が異なる場合が多いです。
メーカー単位で初売りを見られないわけ
テレビ宣伝までして初売りイベントをしているメーカーは、スズキとダイハツであり、それ以外の場合には販売店独自で行っていることが多く、初売りをしていないというディーラーもあります。
ディーラーはメーカーの看板を出していることから直営店のように思えるが、実際は主に看板を借りている車を販売をしている別会社である。
これは地域によってある程度まとめることができ、県などが違えば別の会社が同じような見た目で車販売営業を行っていることが多い。
ディーラーはメーカーのやり方にある程度従うものであるものの、初売りについては会社別に方針が異なるので、粗品などは一例として見てもらえると役立つでしょう。
なお、何度も言うことですが、粗品は宣伝のために配りますし、宣伝にはお金がかかりますので、その分だけ値引き分を圧迫しています。
そのため、活気がある雰囲気に押されて値引きが渋いのに、商談を決めるようなことがないように注意してくださいね。
次にメーカー別の初売り値引きなど例を見ていきますので、2021年の傾向を把握するために使ってください。
詳しくはあなたの地域にあるディーラーのホームページで確認してください。
トヨタ初売りの値引きなど
千葉トヨタでは初売りは1月5日から開始です。
内容としては来店で干支土鈴を8000組とローソンお買物券を2021名にプレゼントというものでした。
干支土鈴は毎年恒例ですね。
こちらも去年同様に初売り期間中に新車成約で10万円分のオプションをプレゼントです。
おそらくは10万円分のオプションを値引き扱いになるということですね。
その他、対象車種別に5万円前後のアクセサリなど値引きということで、範囲が広いことで例年よりお得度が増しています。
人気の車種を買った場合には値引きが難しかったりしますので、そのような車種を買う場合にお得です。
反面、値引きが引き出せる車を買う場合には、規定通りの値引き分がこの特典になってしまう可能性がありますので、あまり有利ではなくなってしまいます(涙
値引きのうえにさらに値引きしているかはいわゆる「中の人」しか分かりませんから、厳しく見た場合には人気車種を買うならこういった値引きはお得という判断ですね。
ホンダ初売りの値引きなど
埼玉ホンダでは1月4日から初売り開始です。
内容は車種別の特典で、用途を限定したクーポン券をもらえるという内容です。
N-WGNのみホンダ純正用品全体のクーポンで、ステップワゴンとヴェゼルは純正ナビのクーポンとなっています。
N-WGNはクーポンによる値引きが5万円と少ない一方で用途が広いという特徴があります。
対して、ステップワゴンとヴェゼルはクーポンによる値引きが15万円ほどと金額が大きいですが、純正ナビに限っているという特徴です。
近年はナビを別途買うよりもスマホで済ませてしまうという方も少なくないですが、やはり収まりの関係から純正ナビで良い物を付けることによって車内の見た目も統一されるため気持ちが良いですね。
そういった意味では近年ケチってしまうけど実はあったほうが良い対象が値引きされるというのは悪くないですね。
スズキ初売りの値引きなど
スズキの初売りは仙台で2日から、他の店舗では3日行うため、他の業者よりも早めに始まります。
店舗間で若干異なりますが、成約でカタログギフト、来店・査定見積もりで福箱もしくは干支タオルを確認しています。
ちなみにスズキのチラシについては、価格がしっかりと明記されていて、店舗によっては目玉商品を用意している可能性があります。
さらに、ツイッターの初売り企画で金額は大したものではありませんがおみくじも実施しています。
スズキは初売りに例年注力している印象があり、どの店舗もかなり早い時期から開店しなければいけない状況となっています。
だからといって祭り気分で値引きがされていないのに買うことはないと思いますが、わざわざ力を入れるだけの価値がある場合もあるので、特に人気車種の値引き額には注意してみたいところです。(新型ジムニーとかのなかなか値引きが厳しい車が一つの判断基準でしょうか)
なお、店舗によって初売り期間が短いので注意してください。
日産の初売りの値引きなど
日産プリンス宮城の初売りは2日からとかなり早い日取りで始まりますが、仙台は初売りの発祥地なので他の地域より早めのスタートです。
また宮城は初売りの内容も他の地域より強めの印象があります。
来場特典は福袋、成約特典は家電か食材、新車購入特典がメンテナンスパックとスタッドレスタイヤホイールで9万円から15万円値引き分となります。
他地域では多少見劣りはするものの、似たようなキャンペーン内容でした。
ダイハツ初売りの値引きなど
神奈川ダイハツ販売の例では、初売りは4日から11日まで行われます。
初売り開始としてはスズキ同様に早く、ダイハツにおいては初売りが販売店ごとの施策ではないという点も注目すべきポイントです。
初売りの特典ですが、ダイハツの「スマアシ(スマートアシストの略:安全装備搭載車のこと)搭載車」にグリコ商品が入っているお菓子BOXが、必ずもらえるということです。
引っかかるポイントが必ずもらえるけれども数に限りがある注記があります。
おかしボックスがもらえるのは例年通りですね。
また成約した場合はコシヒカリ5㎏もらえるということで、すごい得ができるわけではないですが、ほとんどの日本人なら米をもらっても困らないが嬉しいところです。
そして2021年のダイハツ神奈川の初売り値引き目玉は5.5万円値引きです。
神奈川県限定⾞「神仕様」の神仕様特別価格というのが良く分かりませんが、安くなっているということなのでしょうか。
マツダ初売りの値引きなど
何かとおしゃれなマツダですが、よく見ると初売り感がないのもまたおしゃれ。
なんだかもうマツダは外車のディーラーパンフレッドみたいにも見えなくないですが、でも新車成約でプレゼントとありますね。
新年に訪れるときには、昔ほど値引きも多く出るマツダではないですし、値引きや粗品などについては「まあもらえないよりは良いか」と期待せずに行きましょう。
中古車初売りの値引きなど
実は中古車買取店、そして販売店のガリバーも初売りに近年力を入れています。
新車の場合とまた性格は異なりますが、動画を見る限りでは「過去最大のセール車両を揃えたので来てね!※1」ということでした。
キャンペーンの概要を見ると、セール車両があり、これが先着順ということで、それなりの信ぴょう性があることを確認できます。
※1. 株式会社IDOMの2021年1月1日におけるセール車両数が、過去同日と比較し最大数になることを表しています。
※ 新年の営業開始日については店舗により異なります。各店舗ページをご確認ください。
※ LIBERALA各店舗、Brat各店舗は対象外となります。https://221616.com/pm/hatsuuri/sale/
初売りといえば新車ディーラーというイメージがありましたが、最近は中古車にも初売りが定着しそうです。
初売りの福袋中身と現実
車の初売りで福袋をもらえる業者は多くありませんが、中身については上の写真のように実用的なものとなる場合が多いでしょう。
ちなみにカップ麺のような見た目のものは、光の加減で見づらいですが、「そうめん」と書いてあるように見えます。
初売りは冬に行われているもので、そうめんは季節外れのものであることを考えると、やはり福袋の中身は期待するものではないということが、実際に取りに行った人の報告で分かりますね^^;
車初売りの福袋については、高くても1000円ほどの期待しかできないということで、車商談次いでにもらいにいくぐらいが良いものと分かります。
実は初売りはそれほど得ではない!?
ディーラーがテレビCMをやりたい理由というのは、車を多く売りたいからやるわけで、意味も無く広告をしたりしません。
というのも、テレビCMには数千万円以上の予算が必要であり、多くの場合には億単位の広告費になるからです。
つまり、そこまでしても車を売りたい、もしくは売れる時期に他社を出し抜きたいと考えているのです。
こんな状況では値引きは厳しいことが分かりますよね。
もしあなたが店長やエリアマネージャーの立場で、何もしなくても売れる時期に利益を削ってまで安売りしますか?
そんなことをしたら、出世ルートから外されるなど上長に怒られる以上の結末が待っているはずです。
ただでさえ、広告費をかけているのです。「広告や粗品分を値引いてよ…」と思う車購入者も多いですが、なかなかそうもいかないのが商売ですよね。
これを考慮すると、2つのことが考えられます。
ディーラーが初売りをする理由
- 車を売りたいので値引きなどの拡大が期待できる
- 広告費を投入したのでそれを回収しなければならない
企業としては車を売りたいのだから値引きも期待できる半面、出した広告費も回収しなければいけませんね。
このような2面性があるわけで、一意に損得を考えるのは難しくなっています。
ここで、重要なのがメーカーや販売店には売りたい車と勝手に売れるので値引きなどしない車が有ります。
メーカーが売りたい車とは何か?
過去にあった具体例をあげると現在、トヨタのプチバン(ミニバンとコンパクトカーの中間に位置する車)である、シエンタという車は大変人気があり2016年初頭では4ヶ月以上の納期遅れが発生している状況です。
このような車に対しては広告を打つ必要もありません。
それに対してトヨタシエンタのライバル車としてホンダフリードという車がありますが、この車は2016年中期に新型が登場するので現在買い控えをしているユーザーも多いはずです。
でも企業としてはこの車も有効に売っていかないといけませんから、ここで広告や値引きで販売促進するということになります。
つまり、値引きするかどうかはメーカーや販売店側の都合である場合が多く、実のところ努力しても効果が少ない車種も存在することはどうしようもないのです。
これだけみると初売りも結局メーカーや販売店側の都合だからユーザーにはメリットが無いなんて思いますよね?
実はユーザーにとっても初売りで車を購入することはメリットがあります。
初売り購入でユーザー側のメリット
車を売るときのことを考えてみてください。
車を売るときには走行距離や年式が重要な要素で、売るときの相場はこれらが影響を大きく及ぼします。
誰でもそうだと思いますが、車を売るなら高く売れることに越したことは有りませんよね。
走行距離は車をどの程度使うかどうかという点によるものなのでどうしようも無いですが、年式について得が出来るとしたらどうでしょうか?
ここで年式はこの年始でリセットされてしまいますので、令和元年の車を買うのか、それとも令和2年の車を買うのか。
もう賢いあなたならわかってしまいましたよね?
年式を考えると1月購入は得できる
そう、1月に購入したほうが年式評価で得が出来るということです。
もちろん、数百万とかそういった単位で得が出来るわけではありませんが、数十万円といった単位では得が出来ることがそれほど珍しいことではありません。
つまり、なにが言いたいかというと車は壊れるまで乗るという方以外は、売却することになりますね。
そう考えると、最終的な処分価格を考慮するとここでも値引き的な要素が含まれていると考えられるわけです。
このように車を購入するというのは長い目で見ると結構意外に知られていないことも多いので、もしご存知でなかったならば覚えておくとちょっとだけ得が出来ます。
反対に11月や12月に車を購入するとすれば少し損ですからあわせて覚えておきましょう。
ちなみにこれは新車の購入におけることで、中古車では関係有りません。
中古車の場合には車が売れにくい12月が一番得なのかもしれません(ただし、販売店の事情次第)。
人気車は相変わらず値引きは厳しい
あなたの欲しい車は人気がある、他の大勢に支持される車でしょうか?
この場合には値引きが渋くなるということはお話したとおりです。
車の値引きというのはメーカーや販売店の都合で行われるものでありますから、あなたがどんなに交渉をしても限界値を突破することは難しいでしょう。
人気があって、勝手に売れる車にたいして値引く必要もありませんから、近年発売した人気車の値引きはちょっと厳しいかもしれません。
ただ、初売りはどちらかといえばディーラー側の都合が大きいので、値引きが引き出せないならばわざわざ乗る必要はありません。
何も不利な条件で買い急ぐことはないということです。
車初売り2021年:値引きや特典のまとめ
2021年の車の初売りについて各メーカーの値引き傾向を調査しましたが、店舗やメーカーによって異なるものの、2020年よりも内容が良くなっていることが分かりました。
特に具体的な数字で値引きを表しているケースはありがたい限りです。
なお、昨今の防疫事情を考えると店舗によって異なりますが、来店において事前予約が必要となるケースがあります。
予約なしで行っても店舗に入れないという状況になってしまいますので、車の初売りで出かけるときには来店する店舗のホームページを見るようにしてください。(地域+メーカー+初売りで検索してください)
以上、お役立ていただけたら幸いです。
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車を売るときにこんなことありませんでしたか?
こんな目にあうなら車査定なんて気軽に申し込むんじゃ無かった…という方も多いのではないでしょうか。
実はこれらの悩み、さすがに解決に向かっていることを知っていますか?
そもそも、「スマホ時代なのになんで電話にこだわっちゃうの?」ということは多くの方にとって疑問だったはずです。
もしあなたが「車を安く売りたくないけど車査定はもう勘弁してほしい…」ということでしたら、スマホ時代の車売却サービスを試してみてください。
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