車を売るときにはしっかりと交渉することで数十万円の査定額に違いが出るわけですから、交渉せずに車を売るということはよほどのお金持ちしかできないことで、貧乏性の私にはとてもできないことです。
ですが、車査定時の交渉って時間が掛かるし、業者も安く買いたたく気満々ですごい面倒なんですよね。
それに車を売る準備にしたって買取業者に査定を依頼して、これを複数回行って、査定を受けるたびに営業トークで駆け引きされてもう「くたくた」です…

だから、業者からすればもう少し頑張って査定額の交渉をすれば「あと10万円は高く売れるのになぁー」っていうところでみんなあきらめちゃう。
でも、これは本当にもったいない!
実は車出張査定を同時に行うことで、こんな面倒な手間を省いて車を高く売ることが可能なんです!!
しかも、この同時に車査定を行うことは安く買おうとする業者が嫌がっちゃうので、面倒も避けられて一石二鳥です。

車を効率的に高く売りたいという方は、ぜひぜひ同時刻に車買取業者を出張で呼んで高く売る方法を見ていってほしいです。
- 車査定を同時に行うことで「交渉テクがなくても車を高く売ることが可能!」
- 手順に従えばだれでも簡単に相見積もりが出来る
- 査定を受けるときに掛かる時間は最長で2時間ほど
車査定を同時(同じ時間)に行うメリット・デメリット
車査定を同時に行う方法とは、査定で来る業者を同じ時刻に呼んで、査定と競争をしてもらう方法です。
車査定を同時に行うメリットは、車を売ることに査定額交渉を他の業者と争わせることによってスムーズに行うことができ、その結果として車を手間なく高く売ることが可能になるというものです。
反対に車査定を同時に行うデメリットは、車査定を同時に行うことを嫌がる業者がいることで、トラブルに巻き込まれる可能性があるということです。
面倒に巻き込まれるなら車査定を同時に行うのはやめたほうが良い?
車査定を同時に行う場合には車が高く売れるというメリットと、業者が嫌がることでトラブルに巻き込まれるかもしれないというデメリットがありますが、デメリットは対処することが可能です。
そもそも、車を売るときに最も良くないのは、「業者に安く売ってくれとしつこくされた挙句に安売りして損をすること」です。
その意味では車査定を同時に行うことは、このような「安売りしてくれ!」という面倒事に巻き込まれないためにも役立つだけでなく、車を相見積もりを取ったうえで売ることが出来るので、車オーナーにとって都合が良いことです。
また、実際には車買取業者にとって相見積もりを取られるのは当たり前になってきているので、相手としても時間効率が良くなるからお互いに都合が良かったりします。(※安く買いたいという業者には都合が悪い)
このように車査定を同時に行うことは、一部の価格交渉をしつこくする業者を避けられるとともに、効率よく高く買う業者が探せるので、車査定を同時に行うことをおすすめしますよ。
車査定を同時に行う手順
車査定を同時に行う手順は、大きく5つに分かれていますが難しいことはありません。
- ネットで相見積もりを申し込み
- 電話を受けて車を見る査定時間を決める
- 高い査定額を付けた業者に連絡して最終決戦
- 高く買う業者と売却契約を結んで車引き渡し
- 最大5営業日前後で振込入金
この中であなたが自発的にしなければいけないのは、「ネットで相見積もり依頼すること」と、「書類を集めること」だけです。
その他については、基本的に相手側から作業をしてくれるので難しくないのです。

車査定を同時に行う場合の、それぞれの手順とポイントを説明して、注意したい点をあわせて説明していきますので、このページだけで車査定を同時に行うことをマスターできますよ。
ネットで相見積もりを申し込み
車査定を同時に行う場合には、ネットで相見積もり依頼をします。
個別に依頼しても問題ないのですが、電話番号を調べて、または各ホームページから、個別に申し込みを行うのはさすがに面倒です。
車査定は多くの電話が掛かってくるという心配はありますが、電話応対をする時間を1時間ほど確保しておけば怖がることはありません。
ちなみに車査定は複数ありますが、高く売りたい場合は「カーセンサー」、概算価格を知っておきたい場合には「ズバット車買取比較」がおすすめです。
同時査定に呼ぶ業者数

車一括査定を利用すると相見積もりできる業者数を手間なく増やすことが出来ます。
ただ、どの程度呼べば車を高く売れるのかわからないという場合もあるでしょう。
車や地域によって難しい場合もありますが、査定に呼ぶ業者数の目安は「3社以上」が必須で、2社だと価格を業者同士で相談された段階で高く売るのが難しくなります。
あまりにも少ないと、比較交渉をすることも難しく多すぎると管理するのが大変というわけです。
そのため、可能ならば3社以上で相見積もりをとることが重要で、その点で「カーセンサー」が最も提携業者数が多く都合が良いということになります。
電話を受けて車を見る査定時間を決める
車査定で相見積もりを依頼すると、21時以降から朝の8時付近まで以外ならすぐに電話やメールが来ます。
このときに掛かってくる電話の量に驚いてしまうかもしれませんが、冷静に対応すれば問題はありません。
注意点としては電話対応できる時間を1時間ほど確保してから、車査定を申し込むようにしてください。
- 車の情報(グレードやオプションなど)
- 車をいつ引き渡せるのか
- 実際に車を見て査定を受ける時間
- 車を買う予定はあるのか?
基本的には、実際に車を見て査定を受ける時間が主に聞かれることで、この電話はそのために掛かってくるものです。
そのため、最低でもいつ査定を受けるのかは決めたうえで相見積もり依頼をしてください。
以下は親戚が車を売るときに利用したネット相見積もり後に掛かってきた電話例で、「ガリバー」と「ビッグモーター」から電話が掛かってきたときの動画です。
以下はガリバーから掛かってきた電話です。
以下がビッグモーターから掛かってきた電話です。
どうしても時間が取れなかったり、電話連絡が困るという場合には、極力メールで連絡をお願いする方法がありますので、参考にしてください。
このページで分かること 車を売るときに匿名・個人情報登録なしでも買取相場は分かる! 車を売るときには簡単に得られた情報は役立たないので注意が必要 車一括査定に営業電話なしで連絡をメールのみで受けられる方法が最も高く売れて …
なお、車査定を同時に行う場合には、それを業者に告知したほうが望ましいと判断しています。
同時に車査定を行うことを告知すべき理由
どうせ来たとしても査定額が期待できない以上は数埋めといったら失礼ですが、高く買う気が無いならばいるだけの存在になってしまうので、お互いのためにも査定予約のときは同時刻に他業者がいることを言っておくようにしましょう。
多くの場合には、車を安く買いたいという思惑がある業者ほど問題になりやすいケースが多く、適正価格で他社と争うことを覚悟している業者ほど問題が少ない傾向にあります。
そのため、同時に車査定を行うということを告知することによって「車を安くは買えないのでわかってくださいねー」ということを遠回しに伝えることにも役立ちます。
人間様々な人がいますし、事情や状況によっても対応が変わってくると思いますので、査定を依頼する側もある程度気をつけると無用なトラブルを避けることが出来ます。
同時刻に業者を呼んで実際に車を見て査定を受ける
同時刻に業者を呼んで車を見て査定を受けます。
- 査定予約した時間から5分ほど経ったら売却基準を説明する
- アンケートに答えながら談合されないように注意しながら立ち会う
- 入札形式による査定額告知方法で各業者からもらって帰ってもらう
査定予約した時間ぴったりで同時査定を始めてもよいのですが、遅刻してくる業者がいた場合は5分ほど待って売却基準を説明します。
次の点で重要なことは「業者だけで会話できないように立ち会うこと」です。
車売却時期や車情報などについてアンケートを受けることになりますので、意外にも車オーナーは忙しいのですが、その場合でも業者を放置しないようにしてください。
各業者から査定額を記入された用紙をもらって業者には帰ってもらいます。
その際は他社の査定額を「あなたのためにも業者のためにも見せないように注意すること」を忘れないでください。(そのための入札形式です)
査定額の上位2社に対して電話をして最終対決を行ってもらい、高く買う業者に売ることを決めます。(次の段落で説明)
業者に告知するべきこと
業者に告知するべきことを簡単にまとめるので、これをそのまま業者に伝えてくれればOKです。
- 査定額の提示方法は「紙の裏に書いて提示する」入札形式で行います
- 上位2社に対して後に電話をするので他社と勝負できる査定額を付けてください
この2つを伝えることで、面倒な査定交渉をする必要なく車を高く売れます。
また、業者としても敗者復活戦は上位2社のみということなので、適当にけん制した査定額を付けられなくなるのでおすすめです。
業者同士の談合には気を付けたい
なぜ業者を放置してはいけないかといえば、利益保護のために談合をされる可能性があり、何のために相見積もりをしているのかわからなくなるからです。
車買取業者同士の談合については必ずあるとは言いませんし、むしろ会社単位では行っていないのですが、個人間では話は別です。
談合までいかなくても「〇〇業者さんはいくらまで出すんですかー?」なんていうことは普通に会話をします。
個人間でSNSなどで連絡を取り合う場合には完全に回避することは出来ませんが、そういった隙を与えないように必ず査定には立ち会うようにしてください。
所要時間は何分?
同じ時間に買取業者を呼んで査定を行う方法は、早ければ30分ほどで終了させることが出来ます。
実際には雑談であなたから情報を引き出そうとするといったところを考えると、1時間ほど時間を空けておけば基本的には大丈夫です。
ただし、念のために査定にわざと遅れてくる業者もいるので、2時間ほど考えておけば問題ありません。
高い査定額を付けた業者に連絡して最終決戦
価格決定方法は入札方式がおすすめで、入札方式は名刺や紙の裏に査定額を書いてもらってもらう方法です。
- 入札形式:査定価格は他業者にわからないように伝えてもらう方法
- 一発勝負形式:査定価格が他業者にわかるように伝えてもらう方法
- オークション形式:査定価格を他業者と競わせる方法
3タイプの価格決定方法がある中で、面倒を避けたうえで高く売れる方法は入札方式かつ最終決戦があるタイプがおすすめです。
これは、入札形式で査定額をもらったうえで、高い査定額を付けた業者同士の最終決戦を行ってもらって、売る先を決めるという方法で行います。
後に減額交渉がないか確認する
車買取業界に悪い評判が立ってしまう理由の一つが「車引き渡し後の減額」です。
もちろん、減額自体に正当性があった場合にはしょうがないとしても、減額された結果として他の業者よりも買取額が安い場合には、減額する算段で査定額を出している可能性があります。
当然ながら意図的に行う業者もいるために、最終決戦の時には減額があるのかないのかを必ず確認するようにしてください。
場合によっては減額がない業者のほうが数万円低くても、そちらを選んだほうが得な場合が多いです。
査定額が低かった業者にも配慮すべき
車が1台しかない以上は5社の相見積もりを取れば4社は負けることになります。
その場合は4社に対しては最低限の配慮を持ってください。
特に最終決戦をする2社のうち1社については何度か連絡する機会がありますので、残念ながら車売却契約をしなかった業者についても「また機会があればよろしくお願いします」ぐらいで良いので簡単な挨拶をするようにしましょう。
高く買う業者と売却契約を結んで車引き渡し
最終的に高い査定額付けた業者に対して売買契約を結びます。
その際は書類を用意しておくと話が早いですが、多くの場合には役所に行く必要がある車登録時の実印に対応した印鑑証明書があれば、ほとんどの書類はそろっている場合が多いです。
つまりは、車引き渡しや売買契約を結ぶ段階までに役所で必要になる印鑑証明書(住所変更や姓が変わるなどした場合には住民票や戸籍謄本)を取得するようにしましょう。
車は法的に所有権が定められているものなので、売るときには名義変更手続きに必要な書類を集めることになります。 車売却に必要な書類 印鑑証明書2通(軽自動車の場合は基本的に不要) 自動車税納税証明書 自動車損害賠償責任保険証 …
5営業日前後で振込入金
車引き渡し後に最大で5営業日前後で振込入金されます。
入金までの期間については業者のよって異なり、2営業日で済む業者もいれば、5営業日ほどかかる業者もいます。
また即日現金払いをする業者や、売却代金の一部をすぐに現金で払ってくれる業者もいます。
業者ごとの入金期間については、大手車買取業者について調査していますので、気になる方は確認してください。
車買取の振込はいつ?【車売却代金が入金されないときに見て!】
振込入金で車売却について手順を全て終わりますが、大手車買取業者の場合には名義変更が適切に行われたという報告が郵送などで送られてくるため、売却の手順は名義変更が確定したときで終わりです。
高く売るなら最適な一括査定を使うべし
車を高く売りたいならば、高く売ることに最適な一括査定を使って相見積もりを取ってください。
というのも、「どの車一括査定サービスも同じ」なんて思われがちなのですが、実は全然違います!
同じなのはネットから申し込めて無料で使えるだけで、提携先の数が違うので相見積もりできる可能性に違いがあります。
提携先の数によって車を高く売れるかどうかは相見積もりの数に比例するため、高く売れる一括査定を使うべきというわけですね。
いかに優良業者であるといっても、他社と競争させることでこそ高い買取金額が達成できるということが一般に知られるようになってからは、より相見積もりの重要性が増しています。
相見積もりを行うことは車を有利に売ることにおいて重要で、実は車一括査定も種類が多いことで、業者同様にどれが最も良いのかを探すことは簡単ではありません。
そこで、車一括査定に精通している著者がおすすめの車一括査定をランキングにしました。
もしあなたが車を少しでも有利に売りたいということでしたら参考にしてください。
次にランキングされたおすすめ車一括査定についてかんたんに詳細を確認出来ます。
1位カーセンサー
車を有利に売るならば、「カーセンサー」が最もおすすめ!
その理由は、提携業者数が1000社以上と他の車一括査定よりも飛び抜けた存在となっていて「依頼できる業者が少なくて満足いく相見積もり比較が出来ずに車を安売りしてしまう」といった可能性を低く出来ること。
車一括査定は相見積もりを取る目的で使われるため、提携業者数が他を圧倒している点で文句なしのおすすめ車一括査定と断言します!!
カーセンサーは断然おすすめなのですが、概算価格を知りたいといった場合に、2位以下の車一括査定も有用に使うことが出来ます。
2位ズバット車買取比較
車一括査定の申込み後に概算価格が見れて、総合力では「ズバット車買取比較」がおすすめ!
入力も簡単な車一括査定サービスで、申込み後にSNS認証(スマホにショートメールが送られてきて確認すること)があるので、査定予約前に一息入れられるのも隠れた利点です。
ただし、車一括査定を使う目的を考えると、相見積もりを取ることが重要であるため、提携業者数に「カーセンサー」に大きく負ける点で2位となっています。
また、他の車一括査定サービスと比べると提携業者数が多く、同時申込数も最大であり、バランスが良いことで3位以下よりも優れていると判断しています。
3位カービュー
総合力でズバット車買取比較の次点として「カービュー」が3位です。
カービューは2000年5月より運営をしているため、今日最も歴史がある車一括査定となっています。
ですが意外にも車一括査定のシェアはとれていないようで「みんカラ」は知っていてもカービューは知らないという方もいることでしょう。
3位である理由としては、似たような車一括査定のズバット車買取比較と比べた場合に全体的に劣勢となっていて、提携業者数と同時申込数で明らかに負けているために、この順位となっています。
実際のところ、カービューを使う理由というものが乏しいこともあり、どうしても使いたいという場合以外は「カーセンサー」を使うことをおすすめします。
4位楽天
「楽天」は提携業者数と同時申込数で他よりも不利であるために、一括査定ランキングでは4位となっています。
楽天の車一括査定がユニークなのは、楽天ポイントがもらえることであり、査定を受けるだけで5ポイント、売ることを決めれば1500ポイントもらえます。
また、楽天会員であれば会員情報を利用することが出来るために、査定申込みの手間が省けます。
ただし、車一括査定を利用する点でいえば、車を有利に売ることが重要なので、車一括査定のオススメランキングとしては4位と低い順位になっています。
楽天会員の場合は別として、車一括査定の性能を比べた場合には「カーセンサー」に軍配があがるといえます。
5位ナビクル車査定
「ナビクル車査定」は提携業者数で最も少ないために、おすすめの一括査定ランキングでは5位となっています。
ただし、提携業者数は49社ですがすべて大手買取業者であることを考えると、実際にはそれほど不利でないために、最下位ながらランキングに加えています。
また、かんたん車査定ガイドの弱点としてはオートバックスと提携していない点が大きなマイナスポイントとなっています。
入力が簡単に行えることと、概算価格が出ることがかんたん車査定ガイドの特徴です。
この概算価格は過去の取引結果から計算されていて、かんたん車査定ガイドは車一括査定の利用者が多いことから、概算価格の量的な信頼性は最も高いといえるでしょう!
とはいえ、車一括査定のスペックを比べた場合には「カーセンサー」が最も高スペックのため、あえてかんたん車査定ガイドを使う理由もなくなっています。