50代における借金はいくらからやばいのでしょうか？
こちらでは、50代の借金額における危険水域をみていきます。
50代以上の年収と返済に充てられる金額とは
50代以上の年収と返済に充てられる金額はいくらなのか？は個人の収入・支出と資産・負債によって変わってきます。まずは平均年収で見てみると613万円でした。
50代以上の平均年収
- 全体：613万円
- 男性：661万円
- 女性：431万円
50代以上の平均年収が613万円ですが、結構高いという印象はありませんか？
また、50代以上の年齢になると金を生む資産を保有しているかどうか、一方で金を払わなければいけない負債があるかどうかで収入に大きな差があります。
ただ、それでは話が進みませんので、上の平均額を使って50代の借金について見ていきます。
手取額は当然もっと少なくなり「酒居会計事務所」のホームページでは目安額を確認することが出来ます。
年収：610万円⇒466万円
ここからはこの50代以上の手取額で借入額における危険度を見ていきます。
50代の月間支払い額における危険度は12.9万円までが目安
50代以上の月間支払い額における危険度は12.9万円までが目安です。
以下は50代以上の年収手取額における情報まとめ表です。
| 金額（万円） | |
| 年収 | 466 |
| 月収 | 38.8 |
| 返済に充てられる額 | 12.9 |
これは月間の支払いに占める借金返済金額は1/3までが安全圏目安と考えられていて、この目安は「総量規制」というものに基づいた考え方です。
総量規制とは
総量規制とは、消費者金融などで貸し付けの規制として収入の1/3までとするものです。以下に詳細を引用しています。
新たな貸付けにより借入残高が、年収の3分の1を超える場合に、原則として返済能力を超えるものとして禁止されるのが、いわゆる総量規制です。
https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/annual_income.php
この総量規制は必ずしもうまく機能しているかはさておき、借金返済について一つの目安になります。
そのため、50代における月間の返済に充てられる金額で安全圏は12.9万円が目安と考えてください。
私の身内は、「総借金額は4,578,289円から3,204,455円」に減り、「月の支払い額は１０万円から５万円台」と無理なく払える額に減らせて、さらに督促も止まりました。
とはいえ、いきなり「借金減額ができます！」と言われても困ると思いますので目安を計算しました。
あくまでシミュレーションの結果に過ぎませんが、借金減額の目安に役立ててください。
| 借金額 | 節約可能な利息額 | 完済期間短縮 |
| 借金100万円 | 301674円 | 9ヶ月短縮 |
| 借金150万円 | 536686円 | 13ヶ月短縮 |
| 借金200万円 | 789895円 | 16ヶ月短縮 |
| 借金250万円 | 1053447円 | 17ヶ月短縮 |
| 借金300万円 | 1323461円 | 19ヶ月短縮 |
| 借金350万円 | 1597812円 | 20ヶ月短縮 |
| 借金400万円 | 1875182円 | 20ヶ月短縮 |
| 借金500万円 | 2436013円 | 22ヶ月短縮 |
| 借金600万円 | 3001986円 | 22ヶ月短縮 |
※シミュレーション方法：「元利均等返済」「月間返済金額はリボ払い等の設定を参考にそれぞれ決定」「利率15％」で計算
詳細は以下のページで見ることが出来ますので、借金減額に興味があればあわせて確認してください。
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50～59歳の借金平均額は47万円
| 50～59歳 | |
| 2020年1～3月期 | 44 |
| 2020年4～6月期 | 59 |
| 2020年7～9月期 | 47 |
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0002210017
統計名：家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯
表番号：8050
表題：貯蓄・負債（世帯主の年齢階級別）
データ：住宅・土地以外の負債【万円】 二人以上の世帯
最後に50～59歳の平均借金額の統計を見てみます。
50～59歳の借金平均額は47万円でした。
借金をする人、しない人はかなりしっかりと分かれる傾向がありますので、この平均額は借入れをしている方の中央値ではないことが分かります。
かなり大雑把な計算をするとすれば、3割の人が借金をしているとして、残りの人が借金をしていない場合には、借金をしている人の平均値は150万円ぐらいと、それなりに信憑性がある数字になりました。
以下は150万円の借入れについて、返済額などのデータです。
150万円の返済データ | |
| 借入額 | 1500000円 |
| 毎月の返済額 | 35685円 |
| 月間の利息額 | 10685円 |
| 年間の利息額 | 128219円 |
| 総利息額 | 641094円 |
毎月35685
もしこの借金や支払いを減らしたいということであれば、借金減額シミュレーターを試してみてください。
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50代：年収と借り入れ金額別の危険度
収入の1/3までは返済が出来る見込みが総量規制の意図になりますが、50代における借入額がいくらまでなら危険では無いのかを具体的に見ていきます。
なお、計算については一般的と考えられる数値を利用しています。
年利はクレジットカードのリボ払いで良くみる「15％」、支払い回数は「60回（5年）」で計算しています。
また月額や年額は5年間の平均値なので、必ずしも現在の支払い項目の状況と一致するわけではないこと、端数計算で計算差があります。
独自に計算をしたい方は「プロミス：ご返済シミュレーション」で計算してみてください。
50代：借金100万円の危険分析表
100万円の返済データ | |
| 借入額 | 1000000円 |
| 毎月の返済額 | 23790円 |
| 月間の利息額 | 7123円 |
| 年間の利息額 | 85479円 |
| 総利息額 | 427396円 |
借金100万円の月間支払い額は23790円です。
また借金100万円の月間の利息額は7123円です。
50代で借金100万円の返済はまだ余裕があります。
50代：借金150万円の危険分析表
150万円の返済データ | |
| 借入額 | 1500000円 |
| 毎月の返済額 | 35685円 |
| 月間の利息額 | 10685円 |
| 年間の利息額 | 128219円 |
| 総利息額 | 641094円 |
借金150万円の月間支払い額は
また借金150万円の月間の利息額は
50代で借金150万円の返済は余裕はありますが、できれば資産を減らしたく無い中で、1万円の利息を払うのは痛いともいえます。
50代：借金200万円の危険分析表
200万円の返済データ | |
| 借入額 | 2000000円 |
| 毎月の返済額 | 47580円 |
| 月間の利息額 | 14247円 |
| 年間の利息額 | 170958円 |
| 総利息額 | 854792円 |
借金200万円の月間支払い額は
また借金200万円の月間の利息額は
50代で借金200万円の返済はこれだけで破産の原因になるかは年収によって異なりますが、平均的な年収であれば特に問題はない水準と言えます。
50代：借金300万円の危険分析表
300万円の返済データ | |
| 借入額 | 3000000円 |
| 毎月の返済額 | 71370円 |
| 月間の利息額 | 21370円 |
| 年間の利息額 | 256437円 |
| 総利息額 | 1282187円 |
借金300万円の月間支払い額は71370円です。
また借金300万円の月間の利息額は21370円です。
50代で借金300万円の返済は出来れば早く減額したい金額になってきています。
もちろん、年収が多い場合には良いですが、月に2万円も利息を払っているのであれば、その分を老後の蓄えにしたいものです。
50代：借金400万円の危険分析表
400万円の返済データ | |
| 借入額 | 4000000円 |
| 毎月の返済額 | 95160円 |
| 月間の利息額 | 28493円 |
| 年間の利息額 | 341917円 |
| 総利息額 | 1709583円 |
借金400万円の月間支払い額は95160円です。
また借金400万円の月間の利息額は28493円です。
50代で借金400万円の返済は厳しい水準まで来ていて、月に約9.5万円も返済に充てています。
その点で、資産がある場合にはそちらを使って借金を圧縮しておくことをおすすめします。
一方で、将来にどうしても借入れや分割払いをしたい場合でなければ、債務整理で借金減額をするのが良いでしょう。
50代：借金500万円の危険分析表
500万円の返済データ | |
| 借入額 | 5000000円 |
| 毎月の返済額 | 118950円 |
| 月間の利息額 | 35616円 |
| 年間の利息額 | 427396円 |
| 総利息額 | 2136979円 |
借金500万円の月間支払い額は118950円です。
また借金500万円の月間の利息額は35616円です。
50代で借金500万円の返済は月々の限界支払金額まで達していないとはいえ、毎月12万円ほどの金額を返済に充てるのは厳しい状況です。
利息だけで月に3.5万円の支払いがあります。
利息をカットするだけでも借金問題が大分楽になるので、資産を多く持っていない方は任意整理をおすすめします。
50代：借金600万円の危険分析表
600万円の返済データ | |
| 借入額 | 6000000円 |
| 毎月の返済額 | 142740円 |
| 月間の利息額 | 42740円 |
| 年間の利息額 | 512875円 |
| 総利息額 | 2564375円 |
借金600万円の月間支払い額は142740円です。
また借金600万円の月間の利息額は42740円です。
50代で借金600万円の返済は月々の限界支払い額である129000円を超えています。
この点で、平均的な50代の年収では借入れ600万円は破綻の可能性が高いとして、早急に借金問題を解決することが必要になってきます。
50代：借金700万円の危険分析表
700万円の返済データ | |
| 借入額 | 7000000円 |
| 毎月の返済額 | 166530円 |
| 月間の利息額 | 49863円 |
| 年間の利息額 | 598354円 |
| 総利息額 | 2991771円 |
借金700万円の月間支払い額は166530円です。
また借金700万円の月間の利息額は49863円です。
50代で借金700万円の返済は平均的な年収では破綻している可能性が高いですが、年収の開きも大きいのでデータとして見ています。
月々の支払いは16万円超とかなり高額で、利息だけでも5万円前後の支払いをしています。
5年間支払う場合の利息額は300万円ほどと高額なので、老後に資産を残せるか心配な場合は借金を利息をカットして問題解決することも検討してみてください。
今すぐ借金減額をしたい方は「詳細な個人情報不要・匿名OK」でスマホからプラン診断が出来るので借金問題の解決に役立ててください。
私の身内は、任意整理で「総借金額は4,578,289円から3,204,455円」に減り、「月の支払い額は１０万円から５万円台」と無理なく払える額に減らせて、さらに督促も止まりました。
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